佐久間艇長と英国武官
小浜が春爛漫の桜で覆われる頃、
四月十五日は
毎年小浜公園佐久間艇長の銅像下で艇長の顕彰祭が行なわれます。
そして、今年もその式典に英国民を代表して
大使館付き海軍武官が参列し、日本語のスピーチで、
人間として、又武人としての艇長の人柄を絶賛し、
尊敬の念をもって艇長を顕彰するよう、
逆に日本人に呼びかけるのです。
私達こそ今一度艇長の遺書の一言一句をかみしめ、
何がそんなに世界の人々に感動を与えたのかをよく考えると共に、
生前艇長が、
故郷若狭の後輩青少年達に如何に期待を持ち
そしてこれを励まし続けて来たかを思いおこす時、
若い人たちにこの艇長の呼び掛けに応えてほしいとの思いが切なのです。
小浜市郷土の偉人顕彰会 吉田 稔
佐久間艇長の銅像は、
高成寺(こうじょうじ)山の上から
青戸入江や小浜の町を俯瞰し
遙かに母校、小浜中学校を望んで立っているわけである。
美しい若狭を守り伝えたい・・・・・・