内外海とは旧内外海村
(甲ヶ崎・古津・高屋・若狭・仏谷
・堅海・泊・宇久・加尾・西小川・阿納尻・
珂納・犬熊・志積・矢代・田鳥・釣姫・谷及)
十八集落を総称する地区名である。
これらの集落は、大島半島とともに
内陸の付け根から
やさしく小浜湾をつつみこむように
日本海に向ってつきだされた、
内外海半島の海岸沿いに点在し、
甲ヶ崎・古津・高屋以外は
すべて主に漁業にたずさわってきた。
そのなかで西小川・犬熊・志積の三集落に
巫女制が残存し、
今なお村役としての機能を果たしている
1. はじめに
2.巫女と民俗学
3.制度としての巫女制
4.西小川のミコサン
内外海半島の東側基部に位置し、
若狭湾にのぞむ漁村で、戸数約十四戸。
もとは「西小河」とも表記し、
常神半島の中央部に位置する漁村、
三方町小川のわかれとも、
九州水軍が漂着した村とも伝えられてきた
古くは隣の加尾に鎮座する・・・
5.犬熊のネギバーサン
小浜市犬熊は内外海半島の基部、
和田戸崎と矢代崎にいだかれた
波静かな入江の戸数十三戸の漁村で、
近年道路整備が進み隣りの阿納、
志積とともに民宿業を兼ねる家が多い。
ネギバーサン、もしくはミヤバーサンと呼ばれる
巫女役は二人と決められており、・・・
6.志積のミヤバーサン
犬熊と小さな岬をへだてて隣接する
戸数十六戸の小漁村で傾斜地のため耕地が少なく、
鎌倉時代の初期より近世にかけ
京都の青蓮院の保護のもとに
廻船業を営んだ歴史がある。
ミヤバーサンは・・・
7.巫女制の起源
美しい若狭を守り伝えたい・・・・