ようこそ若狭小浜 耕養庵へ






最近、「鯖街道」という言葉がよく聞かれるが、
若狭のサバを運んだ、京都に(古くは奈良にも)通じる道のことであり、
もちろんサパはその代表名で、
他の魚も多く運ぱれた.
若狭、なかでも小浜から京都への道は幾通りもあるが、
おそらく最も古く開けた鯖街道は、
「お水送り」でも有名な遠敷(おにふ)(小浜市遠敷)を通り、
近江(滋賀県)の朽木(くつき)村(高島郡)針畑へ越える
コースであったであろう。
彼の地でも、「これがいちぱん古い鯖の道や」との
言い伝えがあるとのことである。






ところで、遠敷谷のいちぱん奥にある上根来(かみねごり)では、
昔はこの針畑越えの荷物を運ぶことを最も重要な正業としていた。

 若狭路に春を呼ぶ
「お水送り」の最初の神事が下根来八幡神宮で巌かに行われる。


三月二日は神宮寺のお水送り。
奈良東大寺の二月堂で行われるお水取りに先立つこと十日。
若水を鵜の瀬から送る行事の前には
人々による松明の行列が長々と厳かに続く。













若狭路に春を呼ぶ3月2日の天台宗・神宮寺の伝統神事「お水送り」
遠敷川に香水(こうずい)を流す夜の送水神事に至るまでに さまざまな儀式
最初は 下根来八幡宮で営まれる厳かな山八神事
明治維新の神仏分離の弾圧をくぐり抜けた貴重な儀式
カシの葉に息を吹きかけ裂き交差して後方に投げる
神酒で練り上げた赤土を食する
組頭の2人が 講坊の柱に赤土で「山」と「八」の字を書きあげる












法螺師



3名の山伏



大籠松明



会奉行



修験道による除摩大願成就中松明



神宮寺各御講人による除摩大願成就中松明



一般手松明

祈 り の 道
神宮寺より鵜の瀬へ





鵜之瀬大護摩




鵜之瀬送水神事








私達の命は水なしには存続しない。
生命を支える物理的な存在としての水の有り難さ、
清浄で滞ることなくサラサラ流れるこだわりのなさ、
「上善若水」と言われる様な精神的意味合いをもかみしめてみたい。

うまい若狭の水で作られた若狭の地酒も又格別。






 ねがい


 風の行方を 

問うなかれ

散りゆく花を
  
追うなかれ

すべては

さらさら 

流れゆく

川のごとくに

あらんかな

                        (坂村真氏の詩)


 美しい若狭を守り伝えたい・・・・・・