ようこそ若狭小浜 耕養庵へ






 


山川登美子記念館と歌碑




山川家から小浜市へ寄附された
山川登美子の生家が、
「山川登美子記念館」としてオープンしてから
一年余り経過しました。



全国から応募される「山川登美子記念短歌大会」が
毎年小浜で催されることもあって、
この記念館も
少しずつ全国にも知られるようになってきました。



 記念館の展示品や
建物の管理など苦労も多いと思いますが、
登美子ファンや短歌愛好家にとっては、
またとない記念館です。



 その記念館に今年七月、
新しい山川登美子の歌碑が建ちました。



小浜に事務局を置く山川登美子倶楽部「しろゆりの会」で、
かねてより建てたいと思っていた歌碑が、
篤志家の寄附によって建てられたのです。


 刻まれた歌は、
登美子が死ぬ二日前に
自ら筆をとって書いた辞世の歌で、
自筆がそのまま刻れました。




父君に召されていなむとこしへの
                  春あたゝかき蓬莱のしま    登美子
 



 登美子の歌碑は、
これで市内には三基となります。

ぜひ歌碑をたずね、
歌人山川登美子をしのびたいものです。 
          


                                 
                      若狭文学会 会員  四方 吉郎

 


美しい若狭を守り伝えたい・・・