全国でも数少ない「御食国(みけつくに)」のひとつであった若狭、
その中心都市である小浜は、
優れた自然環境と食文化の伝統を生かして、
いま食のまちづくりを進めています。
平成十三年九月には「小浜市食のまちづくり条例」も制定されました。
そのねらいは、御食国の歴史と伝統を重んじ、
市民一人ひとりが自然環境の保全と食の安全確認に努め、
健康の維持をはかること。
また、小浜市を訪れる人には、
その食を活用して楽しい食事と語らいの場を提供することなどです
(食のまちづくり条例)。
小浜市では、食のまちづくり拠点として、
いま川崎区に「御食国会館」の新築工事を進めています。
この会館には大型の温浴施設や博物館、
食の体験広場などが設けられる予定です。
また平成十五年秋には、この会館を中心に
「若狭路博」が福井県と嶺南市町村の共催でおこなわれ、
全国から多くのお客さまを迎えて、
食事と語らいの楽しさを味わってもらうことになっています。
乞う御期待というところです。
四方吉郎
美しい若狭を守り伝えたい・・・・・・