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佐久間記念交流館 完成予想図 


佐久間精神の継承を




 若狭町が生んだ郷土の偉人、佐久間艇長が明治43年4月15日、
第六潜水艇で演習中に殉難して以来、来年で100周年を迎える。


当時の我が国では小学校の教科書に
「沈勇」の表題の下に道徳教育の手本とされ、
その沈着冷静な行動に国民の規範と讃美されたものである。


終戦後はそのことを知る人も少なくなったが、
わが郷土においては遺徳顕彰会を結成し、
深い人間愛を持った郷土の偉人として毎年命日には顕彰を行ってきた。



 若狭町では殉難100周年を迎えるに当たり、
「人間、佐久間勉」の精神や功績を語り継ぐ場として後世に残すため、
老朽化が目立つ記念館を新築移転し、
一帯を公園化する念事業を計画した。



財源は町費と広く一般からの篤志を予定しており、
志のある方の温かいご支援をお願いしたい。



 佐久間勉艇長遺徳顕彰会会長(若狭町長)

               千田千代和


         


美しい若狭を守り伝えたい・・・・・・












平成21年度 佐久間勉艇長遺徳顕彰祭要項
1.期 日  平成21年4月15日(水)
2.場 所  六号神社及び佐久間勉艇長顕彰碑前
3.日 程  (1)六号神社神事 ( 8:45〜9:00)
  (2)佐久間艇長を偲ぶ音楽祭 ( 9:10〜9:40)
(海上自衛隊舞鶴音楽隊による演奏)
(3)遺徳顕彰祭式典   (9:50〜10:20)
開始の言葉
国 家 斉 唱
祭 主 祭 文
来 賓 挨 拶
奉 納 吟 詠
弔 銃 発 射
献      花
(4)〜佐久間艇長を顕彰〜 (10:20〜10:50)
のこすことば文学賞授賞式
(5)御礼のことば(町長) (10:50〜11:00)
(6)直会 (11:00〜12:30)
 顕彰会参加者、文学賞受賞者



海上自衛隊舞鶴音楽隊による演奏




弔 銃 発 射




奉 納 吟 詠





献      花

                                              資料写真提供  若狭町企画環境課(21-4-15)







のこすことば文学賞



『佐久間艇長の遺書』で知られている
佐久間勉艇長を顕彰するために設けられた文学賞。

第7回(2008年度)は「家族」をテーマに
全国から925作品が寄せられた。

審査員に 梅原猛、神坂次郎、道浦母都子、金田久埠、増永辿男。

主催:のこすことば文学賞実行委員会

共催:若狭町





最優秀賞

チャンプールダブルス語
         
        佐々木光紗(中1)



 わたしは、母とは〜 ・・・・・・
・・・・・・
 ・・・・・

・・・・・・・・・
                         〜 きつと母は大笑いしてくれるでしょう。 」








あとがき

「いやおどろきました。

『のこすことば』もいよいよ国際的になったものだなあ。」と。



 審査結果を聴いて、戸惑いと嬉しさが、半々でした。
今回の最優秀賞はインドネシアの中学一年生だというのですから…。

いくら、お父さんが日本人だと言っても、日本語と
インドネシア語を自由にあやつり、コミュニケーションの大切さと
文化論まで述べるのですからたいしたものです。

 私が言った「戸惑い」というのは、日本の青少年は、
それに比べてどうなのかということです。
母国の言葉さえ自由に扱えません。

テレビ言葉やケイタイ言葉などは
飛び散っていますが、
正しい敬語などは皆無といってもよいでしょう。
嘆かわしいことです。




 それにしても、インドネシアという異国の土地で、
佐久間精神が息づいていたとは大いなる喜びです。



英国で、佐久間艇長魂が生きているのと合わせて考えれば、
われわれ地元のものが、
もっともっと誇りにしてもよいのではないでしょうか。



とにかく今回の『のこすことば』は我々に大きな課題を残してくれました。


 審査員の皆様、実行委員の皆様、あつくお礼申し上げます。

 

平成214

若狭町長 千田 千代和