小浜市にオバマ氏から礼状が届きました

小浜市の皆さんからの支援と激励への感謝をお伝えしたいと思います。
心温まる贈り物も、ありがとうございました。

小浜市は、豊かな文化と深い伝統、自然美に恵まれた都市だとお聞きしています。

私たちの世界がますます相互に緊密になる中、
選挙での私たちの議論が遠く離れた皆さん方へも届いているのは、
とてもうれしいことです。

私たちの共通点は、単に同じ名前であることだけではなく、
同じ地球において同じ責任を抱えていることだと思います。

私たち両国の友情をこの先も大切にしつつ、より素晴らしい、
より自由な世界の実現を約束しあおうではありませんか。

皆さん方の友情に満ちた行動に感動いたしました。
皆さんのご多幸をお祈り申し上げます。

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　あなたの友人　　　　　　バラク・オバマ

オバマまんじゅう

　米大統領予備選で民主党指名候補を争ったバラク・オバマ氏。
いよいよ本選挙に臨むことになった。

米大統領とは日常的に影響力の乏しい小浜市ではあるが
『勝手に応援する会』まで立ち上げて異常なまでにヒートアップしている。

　週刊朝日・週刊新潮・週刊ポスト等々の国内のみならず、
米国のニューヨークタイムス紙や
全米のニュースネットワークＣＮＮにまで大きく取り上げられた
井上耕養庵の『オバマまんじゅう』について
社長の井上耕一さんにお話を聞いてみた。

CNNニュース

　先ずはＣＮＮについて、
「私が工場でまんじゅうに焼き印を押している作業風景が
延々と報じられたのには驚きました。
米国人もまんじゅうを食べているのか？
どの程度分かっているのか気になりましたネ」

　次いでＮＹタイムスのスクラップを示された。
記事の大きさは、
写真入の囲み記事でハガキ３～４枚だからかなり大きいもの。
英文は分かりませんが
記事の大きさから関心の度合いが読めますねと嬉しそう。

ニューヨークタイムスの記事です。

　同店は平成三年、南川町に移転されたが、
当時より「小浜饅頭」をもじった「おばまん」を店頭に並べて好評を得ていた。
かなりの固定客も居られるという。

　今年の二月になって例の応援する会から
応援グッズの一つとして
オバマまんじゅうを作ってくれないかとの協力要請があった。

街の活性化につながるのならと快諾はしたものの
焼き印を作るには一ヶ月以上の準備期間が必要。
焼き印ができるまでは事情を説明し
昔ながらの「おばまん」で急場を凌いでいたと苦労談。

　
今日ではスーパー、ドライブイン、土産物売店の
各所で販売しているが人気商品で、
すこぶる評判はよいらしい。
視察や仕事で手土産に持って行っても話題性があって
話がスムーズに出来ると重宝がられてもいる。

　実のところ、当初オバマ氏の似顔絵を用いる予定だったものが、
商品化すると肖像権の侵害になる心配が出てきた。
専門家や複数の弁護士さんに相談されたらしいが、
一個一二六円の饅頭で億単位の損害賠償を求められたら困るとのことで
Ｔシャツ共々後姿のものになったと言う。
苦心談。

　県外からオバマまんじゅうを求めてきたお客さんは、
近所の人々から頼まれてきたのだから
似顔絵の饅頭二〇個欲しいと引き下がらない。
実情を話しても納得してくれない。
商品として売ることは出来ないからと無料で
似顔絵の饅頭を一〇個差し上げてお引取り願った。

　とは言え、最初の頃に似顔絵饅頭の映像が
テレビで何回か流れたため、
要望が多く苦肉の策として「おばまん」をお買い求めの方には
似顔絵饅頭を一個サービスしている。

　十一月の大統領選でオバマ大統領が誕生したら
小浜市はどうなるやら。
聞いてみると、耕養庵では紅白の「おばまん」をプレゼントして
祝意を表したいとの夢を語られた。
その時こそ、ひと儲けして下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（加福秀行）

南薫　第３２号より

南薫（なんくん）とは、かぐわしい南風のこと。
春になればこの風がみんなのところに必ず吹いてくることを意味しています。

身も心もさわやかになる風のことです。
もちろん本山の南禅寺も意味しています。