西依成斎生誕300年記念事業  前夜祭の御案内


小浜藩に「順造館」が出来て墨山が講主になると、京都の成斎と

小浜の墨山との聞に書簡(尺牘)のやりとりが頻繁になりました。

その尺牘の中に、小浜から贈られた魚がよく登場し、

どのようにして賞味されたかがよく分かります。

くど焼きの鯖は、ほぐされて魚飯になり、

蒸し焼きの鯛は酒と薄醤油で煮直されて食べられました。

イサザは道中いたまないように醤油で妙って届けられました。

その他シイラの薄塩したもの、カレイ、サワラなどが

摂津(西宮)今津の酒と共に門人や隣人にふるまわれています。

健啖の成斎は猪や鴨の肉も好んだようで、一食に笊一杯を食したと言います。

本記念事業の開催に当たり、成斎の食したものと同じものを賞味し、
成斎を偲んでみるのも一興かと存じ、前夜祭を企画しました。

この度の記念事業では、
成斎の書の真価を世に問うことが企図されておりますが、
厳にして温といわれてきた人間成斎を、食から感じ、
又、京都と小浜との強いつながりも、食を通して感じてみたいと思います。
詳細は、下記の通りです。

ご来駕賜りますよう、ご案内申し上げます。

日時 平成十三年十月六目 (土) 午後六時半より

場所 ホテル・アーバンポート「花椿」

    小浜市白鳥 TEL 0770−53−2001
            
会費 8000.円

http://www.urban-port.jp/urban.htm