美食国 天皇家の食卓と庶民の食卓



天皇家の食卓と庶民の食卓のちがい


@料理人
A食材
   ほとんど自家製
   天皇家専用の農牧地
   栃木県宇都宮市郊外の「高根沢御料牧場」
   252ヘクタール(東京ディズニーランドの約4倍)
   搾乳所、製酪場、肉加加工場などの施設が整い、
   70名ほどの職員が従事している。 約30頭飼われている。

 食肉…豚(ランドレース種、バークシャー種)が約90頭・
 羊(サフオーク種)が約400数十頭、
 鶏(卵用種、肉用種)が約1300羽飼育され、
 もちろん卵も生産する。
 乳が出なくなった乳牛は下総煮と呼ぶ缶詰になる。
 豚肉は、ハム、ソーセージ、べ-コン・レバーぺ-ストに加工される。

野菜…大根、人参、キ一ウリ、ホウレン草、トマト
     レタス・ゴブボウなど約20種栽培する。
     これらの野菜は・ほとんど農薬を使用しないので、
     無添加、無農薬、有機農法。



天皇家の食卓にならぶ食品の呼び方


       納豆・・・・・・「いと(糸)」、
      かまぼこ・・・「おいた(板)・おかま」
      梅干し・・・・・「おしわもの」
      米・・・・・・・・「およね」
      豆腐・・・・・・「しろもの」
      魚・・・・・・・・「とと」
      豆腐かす・・・「おから」
      雑炊・・・・・・「おじや」
      にぎりめし・・・「おむすび」
      たくあん・・・・「こうこう」



調理に関する御所詞

       洗う・・・・・・・「すます」
      器を沈う・・・・・「おすすぎ」
      食べ物を切る・・・「なおす」
      煮る・・・・・・・「したためる」
      煮冷水・・・・・・

       宮中で使われる独特の用語を
       御所詞あるいは女房詞(にょうぼうことば)という。
       これは平安時代に宮中などで使われた大和言葉、
       雅語が長く継承されてきたもの。







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