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小浜城跡を歩く



                                                  

小浜城跡の残存石垣部分は、現在福井県指定史跡となつています。
この残存石垣は、
本丸全体の三分の二であり、東側にあった残り
三分の一の高石垣は明治初期に解体されています。

この本丸の周囲には、幅約三十mの内堀(水堀)が巡っており、
現在も道路区画や水田区画で僅かに見て取れます。
小浜城の中心居住区であった二の丸は、
本丸の南側に存在しましたが、
その半分が南川改修により消減しています。

三の丸は現在の裁判所・保育園付近にあり、
米や塩の保存蔵があった部分で、
北側・南側は河川改修により消減しています。

北の丸は、武具の保管蔵やその役所がありましたが、
これら遺構は多田川改修によりすべて消滅しています。

西の丸は海手の防御郭であり、
海浜と西の丸を画する外輪石垣は、
現在の城内一丁目と二丁目の堺に存在する道路部分です。


お城に関する遺物は石垣以外に、
大手橋に使用した銅製擬宝珠が、
小浜神杜玉垣上に残っています。



                  小浜市教育委員会 下仲隆浩

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