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「佛 舞」(魂の伝承)



「佛舞」は、佛教伝来と共に我が国に齎された、
最古の佛教伝承芸能の一つです。



 古くは、仏教伝来を賛嘆する舞として、
中央の大寺院等で奉納されたものが、
やがて地方へ伝播していったと考えられます。



全国各地に多くの佛面が残されているところからも、
それを窺い知ることは出来ます。

しかし、現在、こうした舞を伝えるところは多くありません。

 北は秋田県鹿角市から、南は島根県隠岐島までの
僅か九寺に伝承されるのみです

(「佛舞」の名称のみが残り、
舞の無いものも含めれば十一の社寺に伝わっています)。





この中にあって、独立した形で、「佛舞」が奉納されるのは、
舞鶴市松尾の松尾寺と
福井市糸崎町の糸崎寺の二寺に伝存するのみです。



 そして、省略の少ない完全に近い姿で残っているものが、
糸崎の「佛舞」で、
それは他にかけがえの無い奇跡の舞だといってもよいものでしょう。




福井は、日本一の「佛舞」を伝える街です。





                         国立舞鶴高専人文科学科教授  
                                      文学博士 村上 美登志










福井 糸崎寺

 

舞鶴 松尾寺



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