小浜城の成立

2003.02.23   小浜市教育委員会 下仲隆浩氏


1.そもそもお城とは?

   日本のお城の起源は?

2.小浜市のお城

   古代
   南北朝山城
   戦国期山城
   近世城郭

3.小浜城の成立過程

   京極高次・忠高 期
   酒井忠勝 期

4.小浜城の特徴

   水城

5.領民の苦労

   ◎おり米騒動

   ◎松木長操





江戸時代後期 小浜城図

 年号    西暦      記事
慶長 5年  1600年    関ヶ原合戦の大津籠城戦で功のあった京極高次が
           若狭一国8万5000石の領主として小浜に入部。
慶長 6年  1601年   旧来の後瀬山城を廃し、竹原漁民を移転して
           雲浜の地に築城開始。
慶長 7年  1602年   主に石材運搬を目的とし、領内の船改め
           (船数・水主数)実施 782艘を確認し、
            3人乗り以上の船に石材運搬を課す。
慶長 9年  1604年   彦根城普請手伝。

慶長11年  1606年   江戸城普請手伝。

慶長12年  1607年   小浜城一応の完成。
  小浜町町割で東西2組に。
慶長19年   1614年  江戸城普請手伝。

元和 6年   1620年  大坂城修築役。

寛水11年   1634年  酒井忠勝が入部。
     小浜城の石垣・塀・堀の破損修築が幕府から許可。
       すでに天守造営計画あり(三重・五重)
寛永12年   1635年  小浜城天守普請が幕府より許可される。
           西の丸石垣築上が幕府より許可される。
  舟入水留石垣の構築。天守台完成するが、
       ゆがみが発見され築き直し。
           天守台再構築で、天守棟上げ。
寛永13年   1636年  天守閣・船見櫓・中櫓一波洗櫓・西の丸石垣築上が完成。

寛永15年   1638年  三の丸一西の丸一船入水留の各石垣築造。

寛氷19年   1642年  百聞橋虎口・升形石土百・大手門など築造。
           西の丸洲崎に松を植樹する。
           万徳寺の木彫白蛇をもって西の丸に弁才天に祀る。
寛永 20年 1643年    本丸多門櫓の造営準備。

正保  2年 1645年    本丸多門櫓完成。二の丸橋・極楽橋が完成。
            三の丸米蔵などの建物築造と改修。
明暦  1年 1655年   各種建物の屋根葺き替え。

寛文  2年 1662年   寛文の大地震。
           石垣の多くが崩壊する。
          大地震による城修理を直ちに行い竣工。





城郭石垣推定図

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